お待たせしました!
カニ解禁が近づいてきました今シーズンは11月6日(日)~翌3月20日前後です
11月7日(月)が「立冬(りっとう)」の当たるため、前日が解禁日になったのかな~
立冬とは、二十四節気の中の一つで、「冬の始まり」を意味します。つまり、「冬の始まり」=「カニ」を連想しやすくするために11月6日に設定したのでは、と言われています。
カニシーズンが到来すると『ととちょく』も例年たくさんのお客さんからご注文をいただきます
カニ解禁の前に少しばかりカニについての雑学を・・・
松葉ガニとは?
松葉ガニとは、京都府~島根県の日本海側で水揚げされるズワイガニの呼称です。
福井県産ズワイガニは「越前ガニ」
石川県産ズワイガニは、加賀から能登までのエリアを指して「加能ガニ」と呼ばれています。
漁獲される産地により呼称は違えど、ズワイガニなんです。
なぜ松葉ガニが美味しいのか?
京都府~島根県沖の日本海はプランクトンが多く、潮流が荒いため、この海域で漁獲されるズワイガニは身詰まりがよく、引き締まっていて美味いといわれています。
ズワイガニは水深200~400メートルの砂泥の海底に生息し、1~4度程度の水域を好みます。
浅い水深では小さい雌、深い水深では雄が生息しています。
日本海固有水
京都府~島根県の日本海の沖合に存在する、水温0~5℃、塩分34.1程度のほぼ均質な水は「日本海固有水」と呼ばれており海水交換は表層に限られていることから、孤立した水塊として分布しています。
日本海固有水は、日本海北西部の大陸に近い海域で、冬季に海面で強い冷却を受けて密度が大きくなった海水が沈み込むことにより形成されると考えられています。
日本海固有水の溶存酸素量は、隣接する北太平洋の海水と比べて明らかに多く、酸素の豊富な海面の海水が、深層までの沈み込みにより補給されたことを示しています。
この水塊は年間を通じて変化なく穏やかなため、海底の泥にはプランクトンやカニの餌になる生物(魚や貝、エビ等)が豊富にいます。
砂泥質の土壌
また、海底の泥はわずかな水の動きで沈積物が舞い上がってしまう位の軽泥な底質の砂泥なのです。
この畑にも似た土壌はプランクトンや蟹の餌となる生物(魚、貝、ヒトデ、イカ、エビなど)が豊富で松葉ガニにとって絶好の生息地となるのです。
このような優れた漁場であるが故に、大きくて美味しい松葉ガニが育つのです。